会長挨拶

第32回日本救命医療学会総会・学術集会の開催にあたって

第32回日本救命医療学会 学術集会
会長 平 泰彦
聖マリアンナ医科大学 救急医学 教授

このたび、第32回日本救命医療学会総会・学術集会会長を仰せつかった、聖マリアンナ医科大学救急医学の平泰彦です。大変に光栄なことと学会員の皆様に深く感謝するとともに、大役を仰せつかり身の引き締まる思いでおります。

本学会は1986年に研究会として発足し、救急、集中治療領域における、その時々の問題をテーマにとりあげ、臨床と基礎領域において会員が熱っぽく激しい議論を重ねてきた学会です。会の創設期には多臓器不全(MOF)の診断基準作成について参加者が口角泡をとばして議論し続けた、と諸先輩方から聞いています。2001年から学会として体裁を整え今年で32回と回を重ねるまでに成長しました。昨年の理事会で石倉理事長はじめ各先生方が、本会は小さな学会ではあるが、学問をするべく多くの議論を尽くし、日本の救急、集中治療領野に発信できる実績を積みたいとおっしゃっていたことが印象深く脳裏に焼き付いています。

今回の学会では、4つの骨子を設定しました。

第1に学会のメインテーマである “蘇生と治療成績” については、Fluid resuscitation、Neuro resuscitation、Respiratory resuscitation そして Sepsis の4つのセッションを設定し、各領野の最新の話題について、シンポジウム形式で発表いただき、議論をします。

第2に、広く一般演題を募集して若手医師へ発表の機会を提供します。

第3に、今後の本学会の発展に若手医師の参加は必須です。そのために救急・集中治療領域で話題となっている実際的な問題解決(Clinical question and answer)のための講習会として “救急・外傷診療における画像診断と血管内手技の積極・有効活用” と “ベッドサイドでの教育体制について” セミナーを設定しました。

学会運営のほとんどが医局員によるものであり、参加各位にはご不便をおかけすることもあるかと思いますが、医局員一同頑張りますので、ご容赦ください。参加各位が “来て良かった” と思える学会にしたいと思います。

横浜の地でお会いできることを、楽しみにしております。

学会事務局

聖マリアンナ医科大学 救急医学
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